【タロットリーディングのコツと役立つ情報】vol.2 タロットデビュー講座でのリーディング練習場面の流れ公開

タロットリーディング上達のコツと役立つ情報について

こんにちは。

タロット占い講師のReikoです。

突然ですが、タロット占い師の役目とは、何だと思われますか?

そう、単にカードの示す結果だけを伝えるだけではありませんよね。

相談者の心の中が、どのような状態であるかを知り、その上で、望む未来を見るためには、その心持ちにどのような変化をもたらしたら理想の現実に近づけるか、という視点でアドバイス出来ることが望まれます。


そのため、タロットカードの意味が判るというだけではなく、悩みに寄り添える共感力、その悩みを解決に導けるような現実的で常識的な情報、先程のような心持ちについてなどの助言など、占い師には、短い鑑定の時間内に行う役割が沢山あります。

それらは、実際に体験することから得られ、養われていくものですが、それだけではなく、他からの情報を疑似体験し、リーディングに役立てることは大いに役立ちます。

そこで、このコーナーでは、タロット占い師として、Reikoの経験に基づいてのリーディング上達法や、心身が楽になる先人たちの智恵、考え方に影響を与える著名人たちの名言など、みなさんに有益な情報をご紹介していきたいと思っています!

タロットカードの意味やタロット占いのやり方などと合わせて、学んでいかれることを強くお勧めいたします。

ぜひ参考にされてください・・・*

タロット占いのスプレッドを展開するまでの占い方の手順

生徒の皆さんは毎回のことなのでご存知ですが、ご興味ある方の為に、どのような感じでリーディング練習をタロットデビュー講座で行っているのかを、流れに沿ってご紹介してみようと思います!

このブログを読まれることによって、タロットリーディングが上達しないことの原因がわかり、どのようにしたら上達するのかが見えてくるかと思います。

では、まずは練習の題材となる、相談内容を生徒さんが決定するところから始まります。

とはいえ、うう~~ん、と決めかねるときは、結構あるんですよね。悩みが無いわけではないけれど、どれを優先しようかとか、実際に言葉にするのが難しい悩みって言うのもあります。

そんな時は、時間が限られていて勿体無いので、前回のときに出ていたお題のその後の経過を聞いて、視点を変えて占うことにしたりします。

もしくは、カードを扇型に広げ、生徒さんがひいたカードから、生徒さんがそのカードを見て思いついたことを題材にして占っていくこともあります。

このようにお題のヒントをもらう方法も、共鳴反応のひとつですからね。生徒さんは、見たら「あ~!」と思いつくんですよね^^

そして、質問のお題が決まったら、絞りに絞ったピンポイントの質問にまとめていきます。

例えば、お母さんの今日の機嫌が知りたい、とします。

これでは、ぼやっとしすぎて、カードのメッセージもぼやっとしか受け取れませんよね!


なので、どんな状況のときのお母さんの機嫌がしりたいのか、をはっきりさせる必要があります。

この質問が、学生の男子だとしますよ。すると、期末テストの数学の50点の成績を見せたときの、お母さんの機嫌を知りたい、と絞り込んだとしたらどうですか?メッセージもバシッと受け取れそうでしょう?こわいですけど。

ここがタロット占いのキモ!!なのではないかと思えるほど、徹底的に具体的に絞りこむことが最重要ポイントです。

そして、次からは以下の流れになります。

①このお題についてどのスプレッドを選ぶか。

②スプレッドのカードの配置の順番はどうするか。

③各カードには、どんな質問の答えを求めるか。

④正逆の意味をとるか、とらないか。

⑤シャッフル、カット、何枚目を出すかなどの設定。

これらの手順は、質問に応じて微妙に変わってきますから、毎回同じように設定する事はできませんね。

そのため、毎回設定しなおす必要があるところでは、その場で意図しなおしてください。

②や⑤は、毎回変える必要がなければ、一度意図しておけば自動的にそのように行えば問題ありません。

要するに、なにがいいたいのかと言うと、質問内容も、その後の手順も、細かく絞って、細かく設定していなければ、リーディングが困難になるということなのです。

生徒さんが、自宅で個人的に占ってみて、解釈が難しかった!といわれることの大半が、ここに原因があるときなのです。

ですので、ここがしっかり設定できるようになれば、リーディング時もメッセージを受け取りやすくなるので、努力に比例して上達したことを実感されると思います。

タロット占いのスプレッドを展開した後の占い方の手順

さて、では次に、実際にスプレッドを展開した後のことを見ていきましょうね。

講座では、生徒さんは、タロットのカードの意味と、心理学・物理学の知識(講座で教えています)でカードを読み、アドバイスを導きだしていきます。

カードを読む、には、78枚のタロットカードの意味づけがある程度できていないと始まりませんよね。

ですので、まずは、カード1枚1枚の絵柄の中のシンボルの意味を理解すること。例えば、数字や、背景の色や、人物の服装などが意味していることとかですね。

そして、それぞれのカードは繋がっていて、ストーリー性を持ったカードでもあるので、そこからも状況を図るという理解もリーディングを助けます。

さて。

生徒さんが展開したスプレッドのカードは、生徒さん自身で勿論リーディングを行います。

その間、殆どの生徒さんは、本やテキストを見ません。禁止はしていませんが、まずは自分でカードを良く見て、思いつくことや、カードの持つメッセージを思い返したりされています。

そして、頭の中に浮かんだイメージを、言葉にして伝えてもらっています。

タロットカードは、アートセラピーと同様に私は受け止めていて、相談者の質問の答えとして出たカードは、その絵に込められている象徴の意味と共鳴反応を起こして、投影して出してくれたものだと認識しています。

ですので、相談者(生徒さん)が見れば、その共鳴した潜在意識の中のそれとの接点を、なんとなくでも感じられます。

ですので、意識を向ければ向けるほど、イメージとなって頭の中に、何故か、ふわんと浮かんで「あ。」となるんですね。不思議ですよね。

占い師も、その場のエネルギーと同調していますので、相談者のひらめきと似た直感を感じることも可能です。

それを無理にでも言葉にして出すことによって、思いも寄らない核心をついた言葉を発してみたり、耳で聞き、そのイメージを客観的に受け取り、自覚し、気付きが起こるというプロセスで、悩みの大半がクリアになっていくんですね。

そして、上手に手放す事が出来れば、目の前の現実がたとえ同じ形相をしていたとしても、受け止め方が変わるので、まるで現実が変わったかのように感じられて楽になるんですね。

ちょっと話が脇道にそれましたが・・

そのようにして、イメージを言葉に出しながら、スプレッドの配置に設定した質問の答えになるように、形を整えていきます。

この形を整えるとは、占い師側が、相談者の話を引き出しながら、カードの意味やイメージを、相談者の状況に当てはめる作業をする、というとわかりやすいののではないかと思いますが、いかがでしょうか?

ということはですね。相談者の話を聞かなくても占えるけれど、話を聞かなければ、相談者が満足する占いは出来ない、ということになりますよね。

霊能者ならば、話は違うでしょうけどね。

まずは、相談者の話をしっかりと共感的に聞くこと。

それだけで十分なときでさえあります。相談者は話をきいてもらいたい、もしかしたら、自分が間違っているかもしれないと心を傷つけて来られているので、その感情を感じていいんだということを伝えて、感情を受け止めていくことが大事です。否定した時点で心の扉は閉まり、効果的な助言も耳に入らないでしょう。双方にとって残念な結果となってしまいます。

そして、困っている状況が見えてきたら、質問を絞り、スプレッド展開し、更に、出てきたカードを一緒に見ながら、相談者のもっと詳しい心の中のことを引き出して状況とカードとすり合わせていく

そして、原因が判った上で、アドバイスカード含む、全てのカードから導き出した問題点を改善するための具体的な情報なりを判りやすくまとめて言葉にしていきます。

ここまで順調にくると、相談者の心が軽く、スッキリとなったことを実感していただけているのではないかと思います。占い師も同様の心境でしょう。

心身が軽くなれば、行動を起こすためのモチベーションがもちやすくなります。

人は、なぜそれをするのか、という根本的な理由を見つけれさえすれば、勝手に思うとおりに行動を起こす生き物ですから、埋もれたスイッチがどこにあるかを探してあげられたら、ズバリ、最高の占い師です☆

さて。

ここまで、生徒さんがリーディングしていく中で、躓いたり、言葉に詰まったり、全体像が見えなくて戸惑ったりしたとき、私が読むヒントを出してきます。

または、ここでようやくテキストや本を調べて、当てはまりそうな言葉を選び、カードの全体像と現実がすり合わさるまでストーリーを繋げていきます。

こうする習慣をつけることで、自分で考える力や、効果的に語彙力を増やすことにつながり、実力が着実についていきます。

この流れを各自がマスターすることこそが、タロットデビュー講座の目指すところです。

5回の講座内では、納得いくリーディングには到達できないかもしれませんが、到達するために必要なことは全てお伝えしています。


その後の自主練習の積み重ねで、確かな手ごたえを感じるときが来ます。生徒さんは自分を信じて継続されてくださいね。

このブログをご覧くださっている方も、この手順で練習を積み重ねれば、きっと独学でも手ごたえはあると思います。

あとは、出来るだけ早い段階から、勇気を持って他人を占ってみることをお勧めいたします!

最後までご覧くださり、どうもありがとうございました!

それでは、また・・・*

タロット占い師デビュー講座はこちらです。