タロットカード|象徴の意味|大アルカナ11~21|正義・吊られた男・死神・節制・悪魔・塔・星・太陽・月・審判・世界【画像あり】

こんにちは!タロット講師のReikoです。

私のブログにお越しくださり、ありがとうございます☆

さて、タロットカードには、沢山の象徴の中に隠された意味があります。

占い師が自分なりにタロットカードの意味を持たせていくために、その象徴を理解することは、とても有意義なものとなります。

そのため、タロット教室を受講する際や独学の際にも、カードの意味づけの飲み込みや定着が早く、タロットカードの発信しているメッセージをすばやく受け取る事が出来るようになりますよ。

では、早速その象徴を一つ一つみていきましょう!

タロットカード大アルカナ|11正義|象徴解説

【11.正義;THE JUSTICE 】

決断・原因と結果・責任・カルマ

 

人物:正義の女神テミスがモデルといわれています。日本の最高裁判所には、このテミスの像が置かれ、弁護士のシンボルは天秤です。

公平、公正、理知的であり、思考・判断力に優れた、厳格な精神の擬人化です。
その無表情に真っ直ぐに見据えた顔からもその意思を感じ取れます。

衣装:赤の情熱や行動力、緑色は、その赤を中和する癒しの色。そのことから、両方を兼ねそろえながら、お互いに過剰にならないように調和をはかるという象徴として表されています。

:真っ直ぐに突きたてた剣は、四大元素のソードの意味する思考や判断などを表しています。真っ直ぐということから、感情を一切排除した厳格な判決が下されるという意味合いを持っています。

天秤:平等、公正さを現しています。

2本の柱:女帝や法王と同じく、二つの柱の間に鎮座しています。二元性を表す以外に、結界や聖なる領域への入り口をも示すものです。

灰色の石造りの柱と床は、世俗、現世、現実社会の象徴です。

背後の幕とその後ろの背景:背後の高貴さを現す紫色の幕も、内なる叡智、法廷の厳粛さと崇高さを現します。

しかし、その奥はこの厳粛な重苦しい空気とは打って変わり、黄色の景色が顔をのぞかせています。希望と知性の力を現します。

この法廷で人が人を裁く場においても、広大な宇宙のほんの一部であり、それがこの世の全てではないと言っているかのようにも受け取れます。

タロットカード大アルカナ|12吊られた男|象徴解説

【12.吊られた男;THE HANGED MAN 】

忍耐・手放す・視点を変える・気付き・自己犠牲

 

逆さまな男性:身動きできない状況の中、乗り越えて何かを得るというカードになります。

自ら気に吊られ、さかさまで苦しそうな状況において、彼は物事を逆の視点から見ることで、真理に気付いたのか、彼の表情は穏やかで何かを悟ったように後光がさしています。

このカードは、占星術でいうところの土星(忍耐や課題の星)を表しています。

姿勢:脚は卍(まんじ)の形になっており、後ろ手で両腕も身動きが取れない状況を呈しています。卍は十字架の一種であり、ヘブライ人のあきらめのポーズであったり服従のポーズであったようです。

また、腕は後ろでに組まれて調和の三角形を呈し、足は4の数字に見えることから、4の物質世界と3の精神世界の調和をあわせようとしている人物をあらわしているとも言われています。

衣装:ストッキングは赤色、着衣は青色と相反する色彩であり、これは、火と水のように打ち消しあうものをひとつの身体に兼ね備えている者の葛藤や矛盾を表していますが、その二元を調和する必要性とが象徴とされているようにも捉えられます。

:片足をくくりつけ吊るされている、生き生きとした葉が茂る十字架の形のこの木はタウ十字と呼ばれ、T字型の十字架で、ギリシャ語の「神/Theos(セオス)の頭文字を表したものとされています。タウ十字はカトリック教徒の杖に用いられ、モーゼのシンボルとしてエジプト十字とも呼ばれています。

ルーン占いに出てくる神オーディンが、自ら吊られた木と情景を現すとも言われています。

背景:背景は薄グレー色。灰色は現実社会を象徴しています。

タロットカード大アルカナ|13死神|象徴解説

【13.死神;DEATH  】

終結・停止・再生

死神:黒色の甲冑を着た骸骨の姿です。終わりと始まりは表裏一体であることから、このカードは物事の死と再生を表しています。

:白い馬は、神話においては太陽神の乗り物であり、白色は最高神の乗り物とされていました。

その馬に乗る死神は、痛み嫌うものではなく、尊ぶべき神として描かれているのです。

白い馬と黒の死神のコントラストが、二元性や、物事のあいまいさを打ち消していることを表します。

:死神が手にする旗は、聖母マリアのシンボルである「神秘の薔薇」。

この薔薇の花びらの形が五芒星をしており、西洋においては完成した人間の象徴とされています。

ただし、この花は五芒星でも逆五芒星の配置です。悪魔の頭上に書かれていた逆五芒星と同じであり、人間の拡大と発展をイメージの逆を意味し、終結に向けての縮小を象徴しています。

ここでも白と黒の二元性と死と再生を表しています。

倒れた人物:地面に倒れているのは皇帝です。そばに王冠が転がっています。両手を合わせて懇願するかのような法王らしき人物。

力で獅子を手なずけていた力の女性のような人物や子どもの姿がみられます。女性は死神から顔をおもむろに避けているので、死を受け入れていないということの表れなのかもしれません。

しかし、このことは、全ての人間において、死は身分に関係なく平等に訪れるということを示します。

死を受け入れ、再生を促す。『手放す』と『受け取る』という二元性を示します。

2本の柱と太陽:遠くに見える2本の門柱は2つの対立原理の象徴です。2本の門柱は、灰色なので、現実社会を表します。

ここでも「死」と「再生」を表しています。

その間を生命力の象徴である太陽が、灰色の空に黄色く輝く太陽が立ちのぼっている様が描かれています。

川・船:穏やかに流れる川の流れに船が浮かんでいます。死者を黄泉の国へと運んでいく流れです。

タロットカード大アルカナ|14節制|象徴解説

【14.節制;TEMPERANCE】

バランス・統合・健康

天使:全ての恐れを消し去ってくれる大天使ミカエルといわれています。描かれている場所は穏やかな大自然。すなわち、自然界の四大要素(火地風水)を活用し、化学反応を起こし、変化を起こす動的な力がこの天使に備わっていることを示します。

背景:白色で神性さ、純粋さを表しています。

赤い羽根:真っ赤な大振りの羽根を持つ高次の存在であるミカエル。大きな熱量を帯びた情熱を一心に傾けている様子を表しています。天使の羽根は四大要素の風を現しています。

衣装:他の色が混ざっていない純潔を表す白いドレス。存在全てが神聖なる意識の状態であることの象徴です。

頭と胸元のシンボル:胸元の四角の中に上向きの正三角のマークは、肉体(□)の中の覚醒した精神(△)を表しています。現実社会の調和をも表します。

頭の丸に点のシンボルは、その人の性質、体調体質から人生の目的そのものを表しています。これは、西洋占星術の太陽のマークを表しています。

2つのカップ:感情を表す2杯の黄金のカップで、一滴もこぼさないように集中して、液体を移し変えています。このことから、目的意識、集中、忍耐強さ、バランス、調和、移動や変化の過程を意味しています。このカップの水は、同じ水ではなく異なる性質の水であり、それらを混じり合わせて第3の物質を生み出す作業をしている様子を表すのだと言われています。

足元:天使の足元の泉は、死神のカードの川と繋がっているといわれています。

その泉に片足を浸し、片足は大地に出してあります。大地は顕在意識を表します。水は潜在意識や無意識を表します。天使は顕在意識を保ちながら、無意識の領域に入ることが出来るということを示唆します。

四大要素の水と地は女性性を現します。

太陽:泉から続く長い道と険しい氷山、そして上る太陽は、信じていく先には困難も待ち受けているけれど、必ず希望があることを示唆しています。

アイリスの花:アイリスの花は、王家や貴族の紋章に使われる花で、ギリシャ神話の女神イリスを象徴しているとも言われています。女神イリスは虹を意味するギリシャ語で、人々の仲裁に入り争いの跡に虹をかけ、人々の心を癒したことから、癒し、自然治癒力を示すカードともされています。

タロットカード大アルカナ|15悪魔|象徴解説

【15.悪魔;THE DEVIL 】


誘惑・束縛・中毒・無知

 

大悪魔:コウモリの翼をつけ、恐ろしいヤギの形相をし、ロバの耳をもつ鬼のような悪魔。テンプル騎士団が崇拝していた悪魔、バフォメットがモデルと言われています。

古代ギリシャでは、牡山羊は牡羊ともに権力の象徴とされていました。白い山羊が神々しいイエスと結び付けられていた反面、黒い山羊は、反キリストの象徴が見出されていたと言われています。

また、この悪魔は、人間の影(シャドウ)を表すとも言われています。

悪魔の右手のサイン:悪魔の右手は、法王の右手のサインの祝福の反対であり、黒魔術の合図である形だといわれています。また、手のひらの文字・模様は、西洋占星術の土星を現しており、忍耐・困難・遅延・支配・管理・成熟などを意味しています。

逆五芒星:五芒星の逆は、物質による精神の支配を表し、物質的・肉体的な欲求が精神的な成熟を上回っているということを象徴しています。

悪魔の足元の台座:一説によると金庫の見張り番である大悪魔の足元の長方形の台座は、物質を現す金庫であると言われています。金庫と小悪魔の男女が繋がれていることについては、人間の欲深さや、快楽などに目がくらんでいることで、そこに甘んじている様子を表しているように見えます。

裸の小悪魔の男女:男女ともの視線もうつろで定まっていません。頭からは角がでており、尻尾がついています。人間が欲におぼれる悪魔と同化しつつある状態を表しています。

:鎖の拘束は、ゆるく首にかけられており、この男女にとって決して抵抗できないことでもないようです。

むしろ、彼らは、自らその鎖に繋がれていることに甘んじているのです。人間の惰性・怠け心・慢心などを物語っています。

松明:悪魔の松明の火が男性の尻尾に着火し、彼の欲望の火をさらに煽っているかのようです。

一方の女性の尻尾は葡萄の実。ワインを彷彿とさせる葡萄は、女性がアルコールに酔ったかような朦朧状態・恍惚感を呈した状態であることを示しているのです。

背景:背景は黒一面であることから、このカードの悪を意味する側面を象徴しています。

タロットカード大アルカナ|16塔|象徴解説

【16.塔;THE TOWER  】

強制的な変化と気付き・開放・啓示

:雲にかかるほど高い石で出来た頑丈な塔が、稲妻に打たれ火を噴いています。この塔は、物質主義の象徴です。

この塔は、旧約聖書の中の説話、バベルの塔がモデルともいわれています。これは、ノアの箱舟に続く話であり、どちらも人間に下された神からの天罰の物語です。

そして、この塔の土台は崖。安定さよりも高さを選んで塔を建てた人間の傲慢で浅はかな愚かさを表現しているかのようです。

王冠:男性の被っていたであろう王冠が宙に無残に放たれています。虚栄や権威の象徴が落ちていることから、突然の失墜を表しています。

稲妻:天からの導きを象徴しています。一見すると悲惨にみえますが、ふいにくる閃き、インスピレーションの象徴でもあり、それにより比類価値観が崩れて手放すきっかけとなり、結果助かるということも表されています。

黄色の点々:周りを舞う黄色の花びらのようなものは、ヘブライ語のヨッドを表し、隠者や運命の輪の性質を持っています。

稲妻やヨッドの黄色は、暗闇の中の衝撃的な状況においても、希望や神の導きがあるということを表しています。ゆえに、この稲妻は神によって落とされたものであることを示しています。

男女:この塔から落ちていく男女は王冠を被っており、赤と青の着衣からも高い地位にいた人物をあらわします。この男女は、魔術師と女教皇だとも言われていますが、恐らく、魔術師が表す男性性と女教皇が表す女性性の崩壊、不統合を表しているのではないかと推測します。

背景:黒一色は、悪魔の背景にも使われていました。人間の欲望や弱さなどによって、現実が深刻であることを物語ます。

タロットカード大アルカナ|17星|象徴解説

【17.星;THE STAR  】

浄化・希望・インスピレーション・惜しみなく与える

満点の星:黄色のペンタグラムは、太陽のような生命力を現す金星を示し、周りの7つの白色のペンタグラムは北斗七星の7つの星星を表しています。

7という数字は、旧約聖書においては、神の創生作業として、6日間と1日間の安息日、女性の生理周期、皮膚のターンオーバーなど、人体の変革期を示すものでもあります。

人間と自然の摂理の共通性を表しています。

女性:裸は精神性の表れを示します。

女性は、塔の場面において、要らぬものを身に纏いすぎていたことに気づきました。ありのままの自分(精神)であることを許せる自信を取り戻し、ようやく自分を受け入れて、喜びに満たされることができたこと表しています。

水と水瓶:水は清めの象徴で、浄化を意味しています。

両手の水瓶からは途切れない生命の水が永遠に注がれています。一方は泉に、一方は大地に。大地の5つに枝分かれした水の道は五感を表しているといいます。

節制のように泉の水の中に足を浸しているのではなく、水上に脚を乗せている様子は、彼女が潜在意識下に入りこむのではなく、客観的にそれを観察できる能力を持ち、潜在意識を意識的に命の水で浄化させている様子を示します。

木・鳥:遠くの一本の木は、エデンの園の生命の木を象徴しています。その上に立つ赤い鳥は、キリストを象徴していると言われています。キリストが遠くからこの女性の使命を見守っているかのようです。

タロットカード大アルカナ|18月|象徴解説

【18.月;THE MOON 】

潜在的不安・恐れ・イメージング

太陽と月の重なり:月の表情はなんとも苦痛に満ちています。

月の周りのギザギザは、太陽と重なっているという、日食を表しています。

日食は、昔より、何か不吉なことが起こるという前兆を表しており、不穏な空気が、この月の横顔とリンクしています。

黄色の点々:月の下にヨッドがひらひらと舞い、思慮深い隠者の面影と、神がかり的な状況を示します。

2本の灰色の石柱:死神のカードにもあったものと同じものです。聖域の入口同様、現世からあの世へ、生と死を暗示した特別な門なのです。

その二元性の柱の真ん中に位置している月は、女教皇や法王などのように、中庸・中立な立場にあるということを示しています。

それは、この不安が、単なる日食で真っ暗な見えない現実に、不安感を抱いているということを表しています。

夜が明けて日が昇れば、現実もはっきり見えてきて不安は解消されるということを示します。

犬・狼・ザリガニ:動物は本能や獣性を表しています。吠えている様は人間の本能的な恐れを表しています。

水は感情や情緒、潜在意識を示しています。そこからザリガニが這い上がってきている、水辺が小波だっていることから、感情の奥底である潜在意識に沈んだ恐れが揺さぶられていることを表します。

その恐れをしっかり見ること、知ることで、その恐れの実体は消えていくのです。

その実体にそろそろ触れても大丈夫な時期に来ていることを表すカードでもあります。

タロットカード大アルカナ|19太陽|象徴解説

【19.太陽;THE SUN 】

生命力・目的・確信・子ども

大きな太陽:太陽が絵の半分を占めていることから、太陽を表す、人生の目的や達成感、生命のエネルギーが溢れている様子を表しています。

西洋占星術では、他に太陽を子どもとも捉えます。

:灰色の壁は現世・世俗のシンボル、現実社会の困難を現しています。その向こうからこちら側へ塀を乗り越えてきた赤ちゃんということから、困難を乗り越えて生まれてきたということを象徴しています。

赤ちゃん:裸は、肉体の中身、神性なる精神の象徴です。赤ちゃんの頭には愚者や死神の頭についていた赤い羽根がたなびいています。自由の象徴です。

実際に出産の意味もあります。生まれ変わった魂を象徴しているとも言われています。

:白い馬と赤い旗。紅白を彩っておめでたさが醸し出されています。赤い旗の
形は産道を感じさせ、産道から赤ちゃんが生まれてきたという印象を与えます。

:白は神聖なる色で純粋や純潔を表しています。動物は本能を表すことから、清らかな本能を象徴としています。

向日葵:太陽を象徴とする花です。4本という数は、火地風水を表すともいわれています。4という数字の達成、完成、安定を表しています。

タロットカード大アルカナ|20審判|象徴解説

【20.審判;THE JUDGEMENT】

過去の見直し・復活・内なる声・赦し

天使:キリスト教の三大天使(ミカエル、ガブリエル、ラファエル)の中で、『神の言葉を伝える天使』のガブリエルといわれています。

ラッパ:神からの告知、呼びかけの象徴です。

ガブリエルが吹いている神からのラッパには、救済と保護を象徴する赤十字のマーク付けられています。最終戦争でキリストが勝利した後、 高らかにラッパを吹き、棺の中から死者を蘇らせている様子が描かれています。 

人物:生気のない人物と天使の鮮やかさの対比が、この人物の肉体的蘇生を意味するものではなく、肉体から解放された魂を示唆しています。

棺桶:黒色の棺桶は、苦痛の場所を表します。様々な困難を乗り越え、内的統合を果たした個人が肯定される段階を示します。安らぎが与えられること、人の意識に光明が差し込むのがこのカードの示すところでしょう。

氷山:愚者の背後にあった氷山、隠者が佇んだ氷山、そして、またここで背後に氷山が見えています。時間の経過とともに魂の成長段階を表しています。

:この湖は、純粋な潜在意識下の集合無意識を意味します。すべての魂の根源がひとつに集結するところです。そこで、各々が人生の目的を生きてきた結果を受け取ります。

その他:このカードは、聖書の中の「ノアの箱舟」のエピソードがモチーフになっているといわれていますが、棺桶がノアの箱舟を象徴としているのかもしれません。

他にも、新約聖書の『ヨハネの黙示録』における『最後の審判』が表現されているとも言われています。 

このカードは、最終戦争が終わり死者がよみがえった後に、良い行いをした人には祝福が与えられ、 そうでない人には試練が与えられる『審判』が下されることを意味していました。

現代においては、仕事の最終段階であったり、試験の合否であったり、物事の節目が近いことも示唆しており、 一生懸命頑張ってきた人は報われ、そうで無い人は今一歩の結果や期待はずれの審判が下るということを示唆しています。

タロットカード大アルカナ|21世界|象徴解説

【21.世界;THE WORLD 】

統合・完成・達成・新たな始まり・大我

中央の人物:一見女性ですが、ストールで隠された下半身は男性だともいわれています。ここは天空でありながら、天使ではなく、人間の姿が描かれています。

裸であることから精神を意味するものであり、精神、魂は、宇宙そのものと完全に一体、ワンネスであることを象徴しています。

男性性と女性性が統合された二元性の完全なる一致(両性具有)を意味しています。

月桂樹:愚者の頭に載せていた月桂樹の葉のリースが0(ゼロ)の形になり女神を囲んでいます。月桂樹のリースの上下には赤い布で無限大の永遠のマークを示す結び方で表されています。

両手のワンド:魔術師が掲げていた火のワンドと同じものを両手に持っています。魔術師は天から地上への一方通行でしたが、世界の女神は、その天地の交通を自在に行えるという象徴なのでしょう。二元の完全なるバランス、調和を意味しています。

四方の動物:運命の輪でまだ学びの途中であった四大元素が、成熟した威厳あるタッチで描かれています。愚者は、今生の人生の歩み方を見事に習得し、とうとう卒業の段階に至ったことを表しています。

独学のお供に、是非ご活用ください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました☆

タロットカード|象徴の意味|大アルカナ0~10|愚者・魔術師・女教皇・女帝・皇帝・法王・恋人・戦車・力・隠者・運命の輪【画像あり】はこちらです!

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